ながみえの旅

~ひたすらソロツーリングと山歩きと雑飯~

【山道を歩こう】木曽駒ヶ岳 ~3000m級の山に初めて挑む~

9月1日。日本アルプス 木曽駒ヶ岳に登ってきました。

【登った山】
日本アルプス 木曽駒ヶ岳
山の位置:長野県 駒ケ根市
頂上の標高:2956m
登り:570m、下り:574m

 

【実際に登った結果】
登った日:9月1日(晴れ)
活動時間:4時間41分(休憩時間を含む)
歩行距離:約6.6km(YAMAPアプリで計測)
消費カロリー:1166kcal(YAMAPアプリで計測)
素人目線の難易度:★★☆☆☆

散歩気分で登れる最高の絶景スポット。素人でも登れる山の中ではおそらく最高峰。

日本一高いロープウェイで登山口へ

午前6時30分。長野県駒ケ根市にある菅の台バスターミナル駐車場に到着しました。

平日の早朝たというのに既にこの行列。全員 木曽駒ヶ岳目当ての登山客です。

マイカー規制でこの先はバスに乗るので、30分ほど並んでチケットを買います。

 

ちなみにこの時のここの気温。

早朝だというのにもう30度目前。今日も猛暑になりそうです。

 

バスに乗り、また30分ほどかけてロープウェイの駅に到着。ここの地点でもう標高1662m。普段僕が登ってる鈴鹿の山は1000m程度なので、既に最高記録です。

またちょっと待ってロープウェイに乗り込みます。景色の写真を撮りたかったですが、人が多すぎて撮れず。。。身動きもできなかったです。

そのまま7分ほど揺られ、日本一高い駅、標高2612mの千畳敷駅に到着。

人込みから解放され、やれやれと駅の外に出て・・・

 

 

 

 

 

思わず、おぉ・・・と声が洩れました。

 

駅のテラスから望む、圧巻の千畳敷カール。テレビでしか見たことのなかった絶景が、目の前に広がっていました。

 

一緒にロープウェイに乗ってきた他のお客さんたちも歓声を上げています。

登山はこれからなのにもう既に感動。最高です。

今まで登山の記事は沢山書いてきましたが、登山口で撮った写真をブログのアイキャッチ画像にしたのは初めてです^^

登山開始 ⇒ 乗越浄土へ

高山病を回避するためしばらくは駅でのんびり過ごして体を慣らし、9時頃にいよいよスタート。駒ヶ岳神社で安全を祈願し、歩き出します。

 

なお、この時の気温は18度。下よりも約10度低いうえ風が強く、半袖だと寒いくらいです。


序盤は気持ちよ良い散策路。登山じゃない、1時間ほどで回れるハイキングコースの一部を進みます。


景色があまりにも良すぎる・・・。今からあそこに行くんだと思うと自然と速足になります。

 

ハイキングコースと登山路の分岐に到着。ここから標高差 約200mをいっきに登ります。

 

途中で振り返ってロープウェイの駅を撮影。良すぎない?!

なおこの写真(↑)、左上の奥の方に小さく富士山が見えます。

ヒィヒィ言いながら登ります。


そうして9時45分。厳しい登りを終えて「乗越浄土」という広場に到着しました。


この場所、ここから行ける場所が見渡せて素晴らしいです。

 

最初に向かう伊那前岳方面。

 

名前がかっこいい、宝剣岳方面

 

今回の主目的、木曽駒ヶ岳方面。

 

もちろんさっきまでいたロープウェイの駅も見えます。

 

最高です。

 

伊那前岳に向けて空中散歩

伊那前岳を目指して歩き出します。


木曾駒ヶ岳方面は人で溢れかえってましたが、こちらはあまり人気がないのか、かなり空いてて快適でした。

 

尾根道はどこの山も気持ち良いですが、ここは今までで一番です。マヂで最高すぎる。


かっこつけて写真撮ったら強風で髪の毛が面白いことにッ・・・!


10時15分。標高2883m。伊那前岳山頂に到着しました。乗越浄土からたった30分。この道なら何時間でも歩いていられるのに。


今までで一番の空中散歩でした。

 

乗越浄土から中岳 ⇒ 木曽駒ヶ岳へ

10時40分乗越浄土まで戻ってきました。次は木曽駒ヶ岳を目指して歩きます。

 

山小屋では休憩もできます。

なんとソフトクリームが売ってました。クソゥ・・・知ってたら財布持ってきたのに・・・。車に置いてきてしまった。。。

まずは木曽駒ヶ岳の手前にある中岳を目指して登ります。

 

キツイけど気分が高揚し過ぎててどんどん進みます。

 

振り返ってさっきまでいた伊那前岳方面を一枚。

 

標高2925m。中岳山頂。最高だったが人が多すぎてあまり写真撮れず。

 

ここから見える木曽駒ヶ岳、大きく下ってから大きく登ります。

 

世間は猛暑ですが、ここの気温は20度以下。汗もそんなにかかずにサクサク進めます。

 

・・・なお、浮かれて(油断して)歩いていたため、この記事を書いている今 日焼けが酷くて苦しんでいます。首の後ろが・・・

 

11時20分。標高2956m。木曽駒ヶ岳 山頂に到着しました!


やはり景色は最高。遠くに見えるあのかっこいい山は何だ?!

 

普段の山登りなら山頂からの景色を一通り堪能してから食事に入りますが、今回は最初からずっと絶景すぎて・・・登ってきた達成感はそんなに無いです。難易度も高くないしね。

 

持ってきた食事を広げます。つ、潰れてる・・・

 

景色を眺めながら食べる飯は、相変わらず最高でした。

 

ぐるっと回って宝剣岳へ

宝剣岳に向かうため乗越浄土へ戻りますが、来た道とは別の道を通っていきます。

 

この道も伊那前岳の時と同様、人が少なくて快適でした。みんなメインの所しか行かないんだな・・・もったいない。

 

尾根の向こう側にだけ雲がある神秘的な光景。どういう現象なんでしょう?


尾根から降り、谷間を進みます。この景色も良き。

絶景すぎてなんか合成写真みたいになってますが、ちゃんと現地で撮りましたよ↑↑

来るときは中岳を登りましたが、次は迂回して乗越浄土へ戻ります。

 

この道はちょっとだけ危険です。両手もフルに使って登ります。楽しい。


中岳をぐるっと回って乗越浄土へ。目指すは宝剣岳。下の写真の一番高いところへ行きます。

 

遠くから見ると簡単そうなのに麓に来ると高いな・・・

 

そしてこの山は、今日どころか今まで一番危険な道でした。

 

鎖をしっかり掴み、足場を探しながら慎重に進みます。オチタラシヌ・・・

 

全然写真を撮る余裕もなく12時40分。宝剣岳のてっぺんに到着。この岩の上が標高2931mです。

 

この岩の上に立って写真を撮ってる人もいましたが、自撮りではどうやってもできず・・・

 

岩の上から風景の写真だけ撮ります。

 

まぁ、ビビッてかなり中腰になってしまったんで、撮れてもかっこ悪い写真にしかならなかったでしょうが・・・

 

下山

13時5分。乗越浄土へ戻ってきました。

最後にもう一度ここからの景色を堪能し、ロープウェイの駅へ向けて下り始めます。


上から見渡す360度の絶景も素晴らしいすが、この山は下から見上げる景色がまた素晴らしい。


そして13時40分。千畳敷駅に戻ってきました。

 

活動時間:4時間41分
歩行距離:6.6km
消費カロリー:1166kcal

 

生まれて初めて3000m級の山に登ましたが、あまりにも最高で、あまりにもお手軽な経験でした。

 

前に丸2日かけて熊野古道を歩いたことを思い出します。あれはあれで素晴らしい経験でしたが、簡単に人に勧められるものではありませんでした。

 

しかしこの木曽駒ヶ岳は完全な素人でも気軽に挑戦でき、にも関わらず最高レベルの絶景をこれでもかというくらい堪能できます。

 

マヂで最高です。

 

まぁ、三重県在住の僕は家からの移動費+バス&ロープウェイで1回2万円ほどかかるのがネックではありますが・・・それでも、今後定期的に来ようと思います。

 

お勧めですよ。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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