ながみえの旅

~ひたすらソロツーリングと山歩きと雑飯~

【山道を歩こう】 宮指路岳(クシロダケ)

19年3月18日。鈴鹿山脈南部にある 仙ヶ岳 宮指路岳に登ってきました。

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【登った山】

宮指路岳( ヤケギ谷コース )
山の位置:三重県鈴鹿市
頂上の標高:946(クシロ)m
上り:657m、下り:657m

鈴鹿山脈南部にある比較的マイナー(?)な山。946mという標高がそのまま名前になった 雑な 面白い山。

 

【実際に登ってみて】

登った日:3月18日(晴れ)
歩行時間:5時間10分(昼食等の休憩時間含む)
歩行距離:8.8km(ウェアラブル端末で計測)
歩数:12,633歩(ウェアラブル端末で計測)
難易度:★★★☆☆(運動不足の人は膝を傷めないように注意)

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駐車場( 仙ヶ岳 ⇒ 宮指路岳 )

11時00分。「仙ヶ岳(センガタケ)」に登るべく林道ゲート前の駐車場に到着しました。さっそく出発しましょう。

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あ、あれ・・・?

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関係者以外立ち入り禁止・・・?

思いっきり踏み倒されていますが、これはまだ有効なのか・・・?

 

どうしよう。

 

周辺をうろうろしていると、立ち入り禁止部よりも少し手前に別の登山道の入り口を発見しました。

 

宮指路岳(クシロダケ)、か。本当は左の仙ヶ岳に行きたかったのですが・・・仕方ない。全く何の情報も無い状態ですが、この宮指路岳とやらに登ってみましょう。

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宮指路岳 ヤケギ谷コース

さて、事前情報のまったくない山ですが、せっかく来たので進んで行きます。雨でも降ったのか、地面が少しぬかるんでいます。

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久しぶりの山登り。この大自然に囲まれた雰囲気、大好きです。

 

綺麗な川に沿って歩き続けます。登り坂ではありますが傾斜は緩く、歩きやすい道がしばらく続きます。

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しかしそれも束の間。途中からは厳しい登り坂が延々と続きます。

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キツイ・・・。

やはり普段から運動してないのに突然山登りなんてするとなかなかシンドイですね・・・。

 

何度も休憩を取りつつ、少しずつ登っていきます。

 

キクラゲが生えた枝が落ちてました。キクラゲですよねこれ?

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プルプルです。

 

日陰に少しだけ雪が残っていました。

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もう3月も半ばだというのに、やはり山の上には残ってるもんですね。

 

うお・・・!

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マヂか・・・。この登り坂でこの積雪。滑る。危ない。

 

日当たりが悪い場所にだけ雪が残っているのが面白いです。

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登り続けていると、視界が開けました。

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この写真。中心付近に小さく白い鳥居があるのが見えますでしょうか。

 

この鳥居の場所。昨年登った入道ヶ岳の山頂ですね。鈴鹿山脈は良い山が沢山あります。

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さらに歩き続け、東海展望コースとやらに入ってすぐ大きな岩がいくつも重なった絶景スポットがありました。

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良い場所!

山頂はもう少し先のようですが、ここで昼食を取りましょう。

 

東海展望の岩場で昼食

12時50分。歩き始めて1時間50分。お腹が空きました。

 

今回の昼食も🍙です。先日つくしを採って炊き込みご飯を作り、その余りで作った🍙と別で作った🍙を「冷凍庫」で保存していました。

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うきうきしながらリュックを下ろします。そしてチャックを開けて手を入れて・・・

 

・・・ん?

 

嫌な予感がします。いえ、忘れて来た訳ではありません。リュックから🍙を包んだタオルを取り出します。

 

そして祈るように広げます。

 

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凍ってる・・・!

 

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マヂか・・・。確かに冷凍庫に保存してましたが、山を登っている間に溶けるかと思ってました。まさか表面すら溶けてないとは・・・

 

さてどうするか・・・

 

いや、どうするも何もない。溶かすしかないでしょう。今回はもともとこの🍙を焼いて「焼き🍙」で食べるつもりでしたので問題ありません。

 

おニューのアウトドア鍋を広げます。

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バターを溶かしつつ、🍙を 解凍 焼きます。さらに醤油を投入。

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やばい、めっちゃ良い匂い! 頂きます!

 

 

うん、まあ溶けてる訳ないですね。

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カッチコチです。冷たい。表面だけおいしい。

 

さあどうする。🍙はあと3つ。なんとかしておいしく頂かなくては。

 

やはりバラすしかないでしょう。割り箸を使って凍った🍙を解体していきます。

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そして一瞬で折れる割り箸。

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折れた割り箸でやれるだけ解体しました。

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さあどうだ!

割と苦労したので美味しくあってほしいところ。頂きます。

 

・・・うん、冷たい。

 

ダメか。まだバラし足りないか。しかし折れた割り箸でこれ以上どうすればいい?

 

おにぎりシャーベットをシャリシャリ食べながら考えます。何か寒くなってきた。やばい。

 

割り箸はもろくてすぐに折れてしまいます。何か手持ちで丈夫なものは無いか・・・

 

アウトドア鍋セットに入ってた皿で切れるかな・・・?

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いける!

こっちは硬くて薄い皿であり、相手は所詮ただの米! 切れないはずがない!

 

1000m級の山の上で、凍った🍙を皿でチョコチョコバラしていく男の図。何だこれ。

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何だか頭の上の岩がゲンコツで私を狙っているように見えます・・・

 

今度はどうだ!

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ここまでバラせばいけるでしょう。さっきと同じようにバターと醤油で炒めます。もはや焼き🍙ではなく炊き込みご飯のバター醤油炒めとなってしまいましたがしかたありません。

 

さあ炒め終わりました。3度目の正直です。頂きます。

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美味しい! そしてあったかい!

 

3つめにしてようやく良い食事となりました。冷えた体が温まっていきます。

 

その後、4つ目も同様に解体して炒め、美味しく頂きました。随分面倒な昼食でしたが、まあこれも良い経験&思い出となることでしょう。

 

山頂へ向けて登山再開する前に、もう一度この素晴らしい風景をのんびり眺め、英気を養いました。

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なお帰宅後に調べたところ、上の写真で私が眺めている2つの山が、本来今日登りたかった仙ヶ岳の双耳峰とのことでした。

 

宮指路岳 山頂へ

14時15分。お腹は膨れましたが想定外に時間を費やしてしまいました。先を急ぎましょう。 (🍙4つ食べるのに1時間25分掛かった・・・)

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少し坂を下った後再び登ります。

 

向こうに見える山がたぶん山頂かな?

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なかなか厳しい登り坂を登ります。

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そうして14時40分。すぐに宮指路岳山頂に到着しました。

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標高946mだからクシロ岳。制覇しました!

 

しかし展望は全くありません。途中の岩場で昼食を取ったのは正解だったようです。

 

私は満足し、このまますぐに下山することとしました。

 

帰路 ヤケギ谷コース

さて、できれば来た道とは違うルートを通って下山したいところですが、本来はこの山に登るつもりは無かったので情報がありません。

 

ルートはあるのでしょうが、降りたときにバイクを停めた場所と違う場所についても困るので同じルートを通って帰りましょう。

 

一度通った道。黙々と歩き続けます。

 

下り坂でこれはヤバい・・・

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案の定、何度も足を滑らせます。そしてやっぱり下山途中で膝が痛くなる。経験を重ねれば痛くならなくなるんですかね。

 

やたらとグネグネした木がありました。

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そうして16時10分。駐車場に戻ってきました。

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歩行距離8.8km。登山時間5時間10分(内1時間25分は🍙と格闘)。総歩数12,633歩。

 

本当は仙ヶ岳に登りたかったのが立ち入り禁止で登れず、突発で登った宮指路岳でしたが、非常に良かったです。

 

傾斜は厳しい部分もありましたが道自体の難易度は低く、私のような素人でも楽しく登ることができました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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