5月21日。熊野古道 中辺路を歩いてきました。
前回(5月18日)に半分歩き、残りは翌日歩く予定が体力的に厳しく諦めてしまった部分に改めて挑戦した形となります。
前回(中辺路 滝尻王子⇒継桜王子)はこちら↓↓
【今回の結果】
歩いた道:熊野古道 中辺路(継桜王子⇒熊野本宮大社)
歩行時間:約8時間(昼食等の休憩含む)
歩行距離:20.5km(ウェアラブル端末で計測)
歩数:29248歩(ウェアラブル端末で計測)
難易度:★★★★☆(一定以上の基礎体力と装備が必須)
【前回も含めた結果】
歩いた道:熊野古道 中辺路(滝尻王子⇒継桜王子⇒熊野本宮大社)
歩行時間:合計約16時間(昼食等の休憩含む)
歩行距離:42.4km(ウェアラブル端末で計測)
歩数:60556歩(ウェアラブル端末で計測)
※この地図は熊野古道公式ホームページから引用し、コメントを加えたものです。(http://www.hongu.jp/kumanokodo/)
前日の夜
5月20日 夜9時頃。
私は翌日の熊野古道再チャレンジに向けて、道の駅「奥熊野ほんぐう」で車中泊をしていました。
考えるのは前回の挑戦のこと。
歩いても歩いても一向に終わりが訪れない、古い巡礼の道。
目的地までの距離を示す案内板を見るたびに、まだこれだけしか進んでないのかと絶望しました。特に終盤は疲労に足の痛みが加わり、景色を見る余裕もなく、完全にただの苦行と化していました。
なぜそうなったのか。
私に基礎体力が無いからと言われればそれまでですが、しかし私は歩きながら、周りの人たちが持っていたあるアイテムが気になっていました。
あれがあれば、私でももう少しやれるんじゃないか・・・?
という訳で、購入しました。トレッキングポール!
前回打ちのめされてからたった3日後の明日。もう再挑戦する気になったのはこれが理由です。
どれくらい効果があるのか分かりませんが、今度こそ最後まで楽しんで歩けることを期待して、もう一度歩いてみたいと思います。
舗装路を歩く ~継桜王子⇒小広王子~
朝9時。バスに乗って野中一方杉バス停まで来ました。
本当はもう一本早いバスに乗って7時前に来たかったのですが、早朝は雨がザーザー降ってたので車内で待機し、この時間になりました。
熊野古道一人歩き中❗️
— ながみえ@旅するスキゾイド (@nagasaki_mie) 2019年5月20日
前回ギブアップして帰ったバス停に到着
今日は熊野本宮まで歩くぞ❗️ pic.twitter.com/w27ormMaTA
そのまま前回のギブアップ地点「継桜王子」まで約20分かけて移動。
さあ、さっそく出発しよう、と歩き出したところで、「とがの木茶屋」という茶屋のおじいちゃんが声を掛けてきました。
「熊野本宮まで歩くの?」と聞かれ、はいと答えたら「これを持って行って」と言って折り紙でつくった着物(?)をくれました。
道中のお守りとして、ポケットに入れていきましょう。
さて、今度こそ出発します。しばらくは舗装路です。
中川王子 跡
小広王子跡
熊野古道歩きはただの山歩きではなく、至る所にこのような石碑やその説明が設置してるので退屈しません。
山道を歩く ~熊瀬川王子~
10時15分。歩き始めて1時間15分ほどで、いよいよ林の中に入っていきます。
朝まで雨が降っていたせいで地面がべちゃべちゃです。しかしこのジメジメした感じが 「これぞ熊野古道!」って雰囲気を出してて逆にいい!
ここからしばらく上り坂が続きます。
ここで初めて、今回導入したトレッキングポールを使ってみました。(ここまでは手に持って歩いてました)
坂を上り下りする際に、足の力だけでなく手の力も使うことで足への負担を減らすものですが、慣れないとなかなか難しいですね^^
しかし慣れると明らかに足への負担が減っているのが分かります。これは期待できそうです。(なお、この記事を書いている今、足だけでなく腕も酷い筋肉痛で苦しんでいます・・・。まさか山歩きでこんなに腕を酷使することになるとは・・・)
熊瀬川王子。
急斜面をひたすら登り続け、ちょっとだけ平坦な道を歩くと、今度はこれまた急な下り坂が続いていました。
トレッキングポール大活躍!
登りよりも下りで特に効果を実感しました。膝への負担が全然違います。
また、この濡れた岩はめっちゃ滑るのですが、足が滑ってもトレッキングポールで持ちこたえて何とか転ばずにすんだ、ということが何度もありました。
熊野古道 迂回路を歩く
一つ目の峠を越えると、その先の正規ルートが通行止めとなっており、迂回路を進むようにとなっていました。
土砂崩れか何かのせいでしょうか? 正規ルートにある岩神王子には行けないようです。残念。
看板に従って迂回路を進みます。
トレッキングポールを構えて一枚。
今日は平日のためか、他の人が少ないので自撮りもやりやすいです。
自撮りを終え、汗を拭って再び歩き出します。朝までは雨が降ってましたが今は雲一つない快晴。かなり暑いです。
熊野古道一人歩き中❗️
— ながみえ@旅するスキゾイド (@nagasaki_mie) 2019年5月21日
今日はめっちゃ暑い
ダラダラ汗を流しながら歩いてます pic.twitter.com/2eEm63gliX
ここから厳しい登りが続きます。今回歩いた中で最もきつかったのはここでした。
延々と登り続けます。いい景色。
迂回路ですが、今回の熊野古道歩きで最も景観が良い場所はここでした。
食虫植物?!
山頂付近からはまた林の中を歩いて下るようです。
この時、時刻はすでに11時50分。どこか良い場所を見つけたら昼食を取ろうと思いずっと探していたのですが、なかなかいい場所がありません。
仕方なく下山します。
降りた先には蛇形地蔵とやらがあります。光背岩(地蔵の後ろ岩)に鱗状の模様があるためそう呼ばれているそうです。
・・・昔は、巡礼中に飢え死にした人たちをここで供養していたとのことです。
そしてその近くに綺麗な川がありました。朝までの雨で水量がかなり多いです。
川! 川があるということは、当然川辺がある!
本日の昼食の場所が決まりました。
後編へ続く↓↓