3月8日(金)。有給を取得して山菜を採りに行ってきました。
ただ、私は山菜に詳しい訳ではありません。完全に素人です。
どんな山菜があるのか。どんな場所に生えているのか。何も知りません。が、詳しい人に聞く、ということは今回も今後もするつもりはありません。試行錯誤するのが楽しいのです。
取り敢えず1冊本を買って、 山菜がありそうなところに向かってみましょう。
ながみえの飯 ~独身一人暮らし男の雑な飯~ - ながみえの旅
川原で「つくし」採り
朝7時半。近所の川原にやってきました。
いい天気。ここで今回最初の(私の人生においても最初の)山菜、つくしを探してみましょう。
つくしを選んだ理由としては、何と言ってもパッと見ですぐにわかるからです。山菜図鑑を見てるとその辺の雑草と見分けが付きにくいものも多く、間違えて毒草なんて採ってしまうと大変でしょう。
下を見ながら歩き回ると、すぐに発見しました。
いい感じでまとまって生えてます。
根元からポキッと折って頂きます。ちょっと楽しい。
食べごろのサイズとかあるのでしょうか?
分からないので長いのから短いのまで、いろいろ採りました。
あまり一カ所で取り続けるのもどうかと思い、別の場所に移動してきました。
ちょっと歩くとすぐに見つかります。どこにでも生えてるなこいつら・・・
楽しくて、つい採りすぎてしまいました^^
山に入って「ふきのとう」探し
つくしを採りながら、実はずっと「ふきのとう」も探していたのですが、みつかりませんでした。ネットで調べた限り、ちょっとシーズンを過ぎてしまったようです。
ならば標高の高くて気温が低いところに向かうしかないでしょう。これは最初から想定していました。
そうして、ここから1時間かけて山奥まで移動し、さらに1時間半かけて山奥を歩き回った結果、見つかったのは・・・
たんぽぽ1本だけ。
くそぅ・・・ふきのとうがどこにもない・・・
まぁ図鑑を見るとたんぽぽも食べれるようなので貰って行きますが、さすがにこれだけ時間をかけてたんぽぽ1本だけというのは・・・
どうしたものかと考えながらバイクで移動していると、道路の脇に道の駅がありました。
道の駅か・・・
私「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ふきのとう見つけました!
いやぁ大豊作ですね!
ふきのとうだけでなく、なんと山菜の王様と言われるタラの芽や、山菜と思ってて後で調べたら実は山菜ではなかった菜の花まで見つけることができました。
これだけあれば十分でしょう。むしろ採りすぎてしまったかもしれません。さっそく家に帰って調理しましょう。
ちくしょう。
山菜の下ごしらえ(はかま取り)
家に帰って来ました。
下ごしらえをするため、採ってきた山菜を広げます。
まずはつくしから。「はかま」と呼ばれる黒い部分を取り除きます。
意外と大変だな。雑にやると折れてしまうので優しく丁寧に取っていきます。1本だけならすぐですが、数が多いので時間がかかります。
30分ほど時間をかけて、ようやくつくしのはかま取りが終わりました。
続いてふきのとうとタラの芽も同様にはかまを取っていきます。
こちらはすぐに完了しました。左がふきのとう、右がタラの芽です。
この時点で「これぞ山菜!」ていう香りが凄いです。これはどっちの香りなんだろう・・・?
好きな人にはたまらない香りなのでしょうか、正直私はちょっと苦手だと感じてしまいました。いまから食べるんだけど、大丈夫かな・・・。
山菜の下ごしらえ(あく抜き)
はかまを取り終わったら、今度はあく抜きを行います。なお、私は山菜どころかまともな料理自体初めてやるようなものですので、当然この「あく抜き」という作業も始めてになります。
まずはつくしとたんぽぽから。茹でたのちに冷水に浸します。
この茹でる時間と冷水に浸す時間、どれくらいが適正なんでしょうね?
調べれば分かるのでしょうが、面倒なのでテキトーにやります。どちらも30秒くらいで。さてどうなるかな。
ふきのとうとタラの芽も同様にあく拭きします。こちらはどっちも1分くらいやってみます。(後で後悔しました・・・)
ふきのとう
タラの芽
そうして、各山菜のあく抜きが完了(?)しました。
山菜炊き込みご飯を作る
さて、時刻はすでに12時50分。ようやくです。今日は朝食も食べていないので、もうかなりお腹が空いています。
「炊き込みご飯」を作ります。
なお、私は「ご飯を炊く」という行為も生まれて初めてです。なんなら米を買うという行為も初めてでした。当然炊飯器なんていう便利なものもありません。
とりあえずスーパーで一番小さい米を買ってきました。2合って炊いたらどれくらいになるのかな・・・?
鍋での米の炊き方をネットで調べながら作業します。
まずは米を洗ってとぎ汁を捨てる。ふむふむ。そしてその後30分~1時間ほど水につけて置く。
私「・・・・・・・・・・・・」
お腹空いたな・・・
~~~45分後~~~
水につけた米を少し手に取ってみると、完全に真っ白になっていました。そろそろいけるでしょう。
米は2合。水は350ml。そこにつくし、ふきのとう、タラの芽、そしてたんぽぽを投入します。
そして味付けとして麺つゆ(4倍希釈)を大さじで2.5杯入れて、火を付けます。
しばらくは中火で。そして沸騰したら弱火にします。
途中経過
そして15分ほど放置して火を消し、さらに10分放置して、完成しました!
なかなかいい感じでは?!
山菜炊き込みご飯を食べる
14時50分。朝つくしを取りに家を出てから実に8時間ちょっと経過して、ようやく食事の時間です。頂きましょう。
すごい量・・・2合って多いんだな。まあ食べきれなかった分は夜に残しましょう。
まずは米を食べます・・・うまい! 味付けは麺つゆだけですが、普通に「炊き込みご飯」してます。
続いてつくしです。
すごいいい香り・・・。そしてうまい。山菜というとクセが強いイメージがありますが、つくしは全くクセはなく、非常に食べやすいです。
この瞬間、近いうちにもう一度つくし採りに行くことが確定しました。
次はタラの芽。
なんと言うか・・・独特な味ですね。
「山菜の王様」と言われているそうですが、私はつくしの方が好きだな。子供舌なもので。
ただ、この味は他では味わえないものですね。本当に独特です。機会があったらまたやろう。
続いて、ふきのとうを頂きます。
私「・・・・・・・・・!!!」
こ れ は ひ ど い !
思わず眉をひそめてしまいました。なんだこれ。
インスタントみそ汁に入れたふきのとうも食べます。
私「~~~~~~~~~~!!!」
さ ら に ひ ど い !
どうやらあく抜きが足りなかったようで、苦すぎて食えたものではないです。
この段階になってふきのとうのあく抜きについて調べたら、サイトによっては5分茹でたあとに丸1日冷水に浸すようにと書いてました。私はどちらも1分ほどしかやっていません。
勉強になりました。あく抜きは大事です。
あとたんぽぽは完全に行方不明です。いつ食べたのかも気付きませんでした・・・
・・・
山菜炊き込みご飯、おいしいです。つくしをもっと沢山取れば良かったな。おいしく頂きながら、たまにふきのとうに当たって顔をしかめます。なんだこれ。
食べきれない分は🍙にして夜食べましょう。
ごちそうさまでした。いい昼食でした。
しかし、採ってきた山菜はまだ残っています。夕食用です。
せっかくタラの芽が手に入ったのですから、天ぷらにしない訳にはいかないでしょう。天ぷらこそ、タラの芽が真価を発揮する料理とのことですので。
昼食を食べ終わった直後なのに、もう夕食のことで頭がいっぱいな ながみえ でした^^
素人が山菜を採って食う ~天ぷら~ に続く↓↓