20年2月2日。鈴鹿セブンマウンテンの一つ、藤原岳に登って来ました。
初めてアイゼンを履いて雪山を歩いたので、その感想についてもまとめたいと思います。
【登った山】
藤原岳 (表道コース)
山の位置:三重県
頂上の標高:1140m
上り:1074m、下り:1074m
2月の7合目以降は完全に雪山。アイゼン無しでの登山は無謀かも?
【体力の無いながみえが実際に登ってみて】
登った日:2月2日(晴れ/曇り)
歩行時間:約6時間(休憩時間1時間10分を含む)
歩行距離:9.0km(YAMAPアプリで計測)
消費カロリー:2565kcal(YAMAPアプリで計測)
素人目線の難易度:★★★★☆
登山開始~5合目あたりまでの疲労感が、雪もないのになぜかハンパなかった。
それ以降は楽しい雪山登山。
登山口に到着するまで
2月2日 午前。鈴鹿セブンマウンテンの一つ、藤原岳の登山口を目指して車で移動します。
移動中に見える雪化粧をした鈴鹿山脈の山々が美しいです。今からあそこに行くぞ!
午前10時5分。藤原登山口駐車場に到着したのですが、なんと満車で停めれませんでした。
ちょっと戻って西藤原小学校前の有料駐車場に停めるとします。こちらは300円かかりますが、まぁ仕方ありません。
大貝戸道(表道)コース
10時10分。有料駐車場を出発します。舗装路を10分程歩けばすぐに大貝戸登山口に到着します。
小さな神社の脇を抜けて、藤原岳登山スタートです!
今年は例年にない暖冬で、この日も2月にしてはかなり温かかいです。ルンルンで歩きます。
が、そんな楽しい気分はあっという間に消え失せてしまいました。
・・・キツイ
藤原岳登山中❗️
— ながみえ (@nagasaki_mie) 2020年2月2日
なんか今日はやたらとバテる…
しんどい… pic.twitter.com/1JCvfHbvlF
登山の前半は、当然延々と登り続けるというイメージがありますが、実際は登りの合間に僅かな下りや平坦な道があり、そこが休憩になります。
しかしこの山は本当にひたすら登りです。
何度も何度も休憩をとりながら、少しずつ登って行きます。序盤でこんなにきついのは初めてです。
何人もの人が僕を追い抜いて行きます。凄いな・・・。ちょっとは慣れてきたつもりでしたが、まだまだのようです。
ヒィヒィ言いながら登り続けます。
6合目を超えたあたりから雪が出て来ました。
この時点で既に11時50分。あまりにも時間がかかり過ぎです。そしてお腹空きました。
7合目を過ぎるともはや完全に雪道です。
さて、今回は雪山登山の必需品「アイゼン」を持ってきました。
雪道で滑ると危ないのでさっそく履きましょう、と言いたいところですが・・・
面倒くせぇ・・・
リュックの奥底に閉まってあるアイゼンを出す気になれず、そのまま歩き続けることにしました。
8合目付近。ぼんやりしていると道を見失いそうになります。他の登山者の足跡を目印に歩き続けます。
いい景色。
13時ちょうど。山頂手前の藤原山荘に到着しました。
ちょっと休憩し、向こうに見える藤原岳山頂を目指して綺麗な雪原を歩きます。
めっちゃ気持ちいい!
ラストスパート! 最後の急坂を登ります。めっちゃ滑る。でも登りきるまでアイゼンは履かない!(なぞの意地)
そして13時30分。登り始めて3時間20分かけて藤原岳山頂に到着しました!
想定よりだいぶ時間がかかってしまいました・・・
藤原岳山頂で昼食
さて、景色が素晴らしいですが、そんなものは今はどうでもいい! 飯だ!
今回はシンプルにカップラーメンを持ってきました。実は初めてです。
そして至福の時。
毎回思いますが、マジで最高に贅沢な食事です。このために山に登っていると言っても過言ではありません。
雪化粧した山々が美しい・・・
真冬の山頂。素晴らしい風景を眺めつつ、疲れた体に熱いラーメンを流し込む。
最高でした。
アイゼンを履いて下山
13時50分。ひとしきり堪能したので下山します。登りはなんか変な意地を張ってアイゼンを履きませんでしたが、下りはさすがに危ないので履くことにしましょう。
という訳で、履きました。
これがアイゼン。登山靴の上から履く、雪山用のスパイクと言ったとこでしょうか。
何も知らずにテキトーに評判の良いものを買ったのですが、どうやらこいつはこの山で使うにはオーバースペックだったようです。
周りの登山者のアイゼンはみんな小さいな・・・などと思いつつ歩き始めます。
・・・思ってたほど歩きにくくはないな。ちょっとコツは入りますが、なれれば何と言うことはなグキッ。
はい、めっちゃ歩きにくいです。
滑り止めの効果は抜群で、雪の下り坂も難なく降りて行けますが、滑ってないのに何度も転びました。足首を痛めなかったのは奇跡です。
さらに、気を付けて足を上げて歩こうとするとアイゼンの爪が反対の足のズボンに当たってしまいます。
大惨事! 1月に買ったばかりなのに!
何かの動物の足跡発見。
何とか8合目付近まで降り、もういいだろとアイゼンを外します。
この雪&泥だらけのアイゼンを今からリュックにしまわなければならないという事実・・・。一応専用のケースはありますが、どう見ても防水ではありません。
心を鬼にしてしまいます。
足は身軽になりましたが、リュックが重い・・・。アイゼンって意外と重いんだな・・・
登山用品は買う前によく考えるべきですね。勉強になりました。
さて、この先はもう楽な物です。登りでは一番きつかった部分ですが、下りはさっさと降りてしまいます。
そして16時10分。駐車場まで戻ってきました。
歩行時間:約6時間
歩行距離:9.0km
前回綿向山に樹氷を見に行きましたが、本格的な雪山登山は今回が初めてでした。
専用の装備が必要なので去年は避けたのですが、やはり行って大正解でした。あの真っ白な山々の風景は、絶対に一見の価値はあります。
冬の登山が一番好きという登山者が多いのも納得です。
さて、今回藤原岳に登ったことで、残る鈴鹿セブンマウンテンはあと2つとなりました。
もう少しで一つの目標達成。この調子で年度内制覇できるといいな。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。