9月23日。私はバイクで山奥に向かい、そこでラーメンを作って食べました。が、少し失敗してしまい、正直いまいちな出来になってしまいました。
リベンジしなければならないでしょう。
【山奥に食べに行くシリーズ】
第1回:バイクで山奥に天ぷらを食べに行く
第4回:バイクで山奥にラーメンを食べに行く(リベンジ)
準備
10月28日 朝9時53分。いつも通りトリップメーターをリセットして出発します。今回の旅のお守りはカワセミ銀貨です。
いつも通り国道421号線を通って鈴鹿山脈に入っていきます。いい天気。
ネットで調べた限り、この辺りの紅葉が見頃になるのはもう少し先のようですが、一部の紅葉はすでに色付き始めていました。
永源寺ダム。水が抜かれて川みたいになってます。
そしてやってきました、前回見つけた最高の場所。
ここの紅葉はまだ真緑ですね。色付くのが楽しみです。
なんと、前回頑張って作った箸がそのまま残っていました。1ヵ月も前なのに・・・。やっぱりここには誰も来ないんですかね。
さて、ではさっそく調理に取り掛かりましょう・・・と言いたいところですが、実は今回ラーメンを作る場所はここではありません。
前回、本当はもっと先へ進みたかったのです。しかし道が激しいダートになっていたため諦めたという経緯があります。
今回は、その道を歩いて進みたいと思います。
ただ、ここで一つ問題があります。
私は鍋や材料などを全部シートバックに入れて来ました。これを手に持って歩くのは大変です。
しかし心配ご無用。このシートバック、何とリュックサックのように背負うことができるのです!
ださい!
何だこのランドセルは。大の大人がこんなものを背負って歩き回れるか! と、言いたいところですが、まぁ問題ないでしょう。どうせ行って帰って来るまで誰にも会わないんですから。(回収されないフラグ)
午前11時10分。出発します。
この道、地図を見るに3kmほど続いています。逆に言うと3kmの地点で途切れています。どこか別の道に繋るでもなく、道の終わりに何かの施設や滝なんかがあるようにも見えません。また登山道でもありません。
なぜそんな道を作ったのか。
私は家で地図を眺めていて、一つの仮説を立てました。
この道の先には今は何もないが、かつてはあったのではないか。
今は誰も通らないが、かつては通っていたのではないか。
つまり、人が住んでいたのではないか。
私がこの道の終着点に期待するもの。それは “廃村” です。
ネットで調べてもそんな情報は全く出て来ません。しかし廃村の場所というのはどうも記載してはいけないルールのようです。
ダメでもともと。
例え廃村が無くとも見晴らしの良い場所くらいはあるでしょう。
シロキ谷~松尾谷を歩く
歩き始めます。道の幅は車が通れるほどですが、道自体は完全に石と木の枝と枯葉で覆われています。
もしかして、道路ではなく遊歩道なのでしょうか? だとすると道の先に廃村がある可能性は低くなります。
いや、やっぱり道路です。道の端に「徐行」の標識がありました。
徐行も何もここを車で通るのは厳しいと思うのですが・・・
こんな有様ですし。
しかし少し歩いた先に、なんと轍(わだち)がありました。
轍は1本のみ。つまりバイクです。どうやらこの道に挑戦したオフローダーがいたようです。それも比較的最近に。
バイクでここを通ることを諦めた身でなんですが、これは応援せざるを得ません。心の中でエールを送って歩き続けます。
綺麗なコケの道。すべる。
そしてオフローダー終了のお知らせ。
これはさすがに無理でしょう。それともプロならいけるのでしょうか。ここでUターンした痕跡はありませんでしたが、ここ以降轍を見ることはありませんでした。残念。
さらに歩くと、今度は天然のアーチが用意されていました。
どうやら歓迎されているようです。
アーチをくぐって歩き続けます。
なかなか厳しい道が続きます。
正直、完全に想定外です。ちょっとしたハイキング気分だったのですが・・・
オチタラシヌ・・・
何か見つけました。分かっていましたが、もう完全に車道としては使われてないんですね。
谷の向こう側に、何を送るのでしょう? もしくは何かを引き上げていた?
綺麗な山です。もう少し見晴らしが良い場所があればいいのですが。
土砂崩れを乗り越えて進みます。
地面に綺麗な植物が生えていました。
また何か発見。これは不法投棄?
見たことない木の実(?)を付けた木が倒れていました。
まるで 鹿の糞 ぶどうのようですね。
この時すでに12時10分。歩き始めてから1時間経過しました。お腹空いた・・・
この道はたった3kmなのですが、あまりに障害物が多すぎます。1時間歩いて、おそらく2kmほどしか進めてません。
そして12時15分。突如巨大な人工物が現れました。
昭和60年に作られた治山施設。今から30年以上前ですが、その頃はまだ車が通っていたということでしょう。
道なのか。川なのか。
ずっと川の音は聞こえていたのですが、やっと間近で見ることができました。
突然、大量のゴミが現れました。
え? これここまで持って来たの?
それとも30年前の治山施設の工事業者が捨てて行ったのでしょうか? それにしては新しいような・・・
いづれにしろ、山で物を捨てるという行為は許せません。
ええ、まさしく。TAIHOされるべきでしょう。
だいぶ疲労感が溜まってきたので少し休みます。
上着を脱ぎ棄てて道路の真ん中で横になる私。何だこの解放感は・・・
ちょっとしたハイキング気分で来てみたのですが、想像よりも遥かに厳しい道です。
ラーメンは遠い・・・
後編はこちら↓↓
【山奥に食べに行くシリーズ】
第1回:バイクで山奥に天ぷらを食べに行く
第4回:バイクで山奥にラーメンを食べに行く(リベンジ)
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